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1期生 2021.03.31

学びを土台に農業法人に就職
農を活かしたまちづくりを実践したい

芳賀弘康(はがひろやす)/21歳

SEADS 1期生

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福島県出身。高校卒業後、進学のため上京。2021年4月からはSEADSで座学研修を受けながら 市内の農業法人に雇用就農を予定。


農業に興味をもったのはなぜですか? また、そのきっかけを教えてください

生まれは人口3,000人ほどのいわゆる限界集落と呼ばれる小さな町なのですが、故郷が衰退し寂れていく風景を見て危機感を持ち「自分がなんとかしなければ」という気持ちが湧き上がってきました。そこで、本などで地域づくりやまちづくりを自分なりに調べていくうちに「有機農業は、地元にある自然資源を活かしながら、町の価値を高めていける有効な手段だ」という考えに至ったんです。例えばキノコを栽培した後にできる菌床は、普通は企業が予算を使ってでも捨てている場合もありますが、それを利用して農作物を作れば農家と企業両方にとって利益に繋がる。そういうまちづくりを、いつか自分の故郷で実践してみたいと思いました。

研修先の圃場にて苗の定植作業を行う芳賀さん
SEADSを選んだ理由を教えてください

大学3年のとき、地域関係の会社について調べていたところ、ヤマガタデザインの存在を知り「ここだ!」と直感しました。まちづくり企業であるヤマガタデザインが運営する農業の学校なら、有機農業を活用したまちづくりのしくみや具体的な手段など、自分の学びたい分野について多くを学べると思いました。

農業のおもしろいと感じるところを教えてください

農業では、たくさんの要素が複雑に絡み合って作物が理想的な姿に生長していきます。とても学びがいがあります。

あなたが思うSEADSの特徴を教えてください

普段の生活をしてるだけではなかなか会えない人たちとコミュニケーションをとる機会が多く、日々刺激を受けています。寮生活も楽しいです。

大変だと感じることがあれば教えてください

実際に1年間学んでみて感じたのは、力仕事もあれば繊細な作業もあり、思っていた以上にさまざまな知識が必要とされるということ。とくに土づくりの面では物理的な単位や化学や生物学、経営面では事業計画作成で、数字に関係する分野の知識不足を痛感したので、これから深めたいですね。

今後の展開やこれからの夢についてお聞かせください

春からは農業法人に雇用就農し、野菜を作りながら、座学を受ける研修生を続けます。社会人経験自体が初めてなので、わからないことだらけで不安もありますが、「いつか地元で自分の力で農業をする」という最終目標を見定めて考えると、圃場でトラブルが起きたときに判断・解決できる力はしっかり培っていきたいと思っています。家族にはこれまで不自由なく育ててもらい感謝しています。実家には祖父の農地と父が経営する不動産があります。自分のやりたいことをやろうと考えたときに、後ろ盾が何もないと不安になると思いますが、先祖がそれらを残してくれたことによって、何かあればそこに戻ってしっかりやればいい、と気持ちが楽になる部分があります。いつか生まれる自分の子どもにもそう思ってほしい。父や祖父が残してくれたものを自分がより良いものにして、次の世代に渡せていけたらいいなと、考えています。

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