NEWS

1期生 2021.03.31

自分のペースで
やりたいと思ったことをやる

佐藤直樹(さとうなおき)/48歳

SEADS 1期生

| history

山形県鶴岡市出身。中・高校で体操に取り組み、関西の大学に進学。大学では体育学・コーチングを学ぶ。卒業後、数社を経て福祉事業の経営に携わる。2020年、UターンしSEADSへ。


農業に興味をもったのはなぜですか? また、そのきっかけを教えてください

人材サービス系の営業職で働いていたとき、別会社として立ち上がった社会福祉法人で働くことになりました。そこでは事務・運営業務全般をこなしていましたが、実家の母の介護も見据えてUターンを決めました。転職ではサラリーマンも考えましたが、時間が縛られるところがある、でも農業であればそういうのもないなと。ちょうどその時にSEADSを見つけて、実際に農業について調べてみたらおもしろそうだった。さらに現地見学でミニトマトを食べてすごく美味しくて、こういうものを自分で作れるようになれたらいいなと、ものづくりの魅力を感じました。


印象に残った授業、アルケッチャーノ*の奥田シェフによる講義は「味の科学」がテーマ
SEADSを選んだ理由を教えてください

いろんな組織が連携している点に安心感を感じました。ド素人でもバックアップしていただければ、なんとか結果になりそうだと思いました。個人の農家さんに弟子入りするという選択も考えましたが、それよりも組織に数年属した方が、つながりの面などでメリットが大きいのかなと感じました。

農業のおもしろいと感じるところを教えてください

会社は人的トラブルが起きたりはしますが、だいたいパターンが決まっている。一方で農業は、土壌、作物の状態、機械など、いろんな複雑な要素が絡んでくるので、なんでもやらないといけません。そこが難しくもあり、おもしろいところだなと感じます。

山形・鶴岡での生活はいかがですか?

Uターンした鶴岡の町は子どもの頃よりも建物が増えていて、高速道路などのインフラが整っていました。変わらず好きなところはやはり自然ですね。きれいな川や山があります。研修の合間の休みの日には釣りに行っています。いまは寮生活ですが、とても楽しいです。世の中の流れに疎いので、若い方から教えてもらうことも多いんです。

1年間学んでみていかがでしたか?

意外に失敗が多いと感じました。ただ、結果としてそこをどう修正し、しっかりとしたものを作り出していくか、その引き出しをいかに多くつくれるか。ベテラン農家さんはそれが多い。自分もそういった引き出しをたくさん作っていくべきだと感じました。すべて状況に合わせて動いていくベテラン農家さんは、本当にすごいなと思いました。最近、「食べる」ということについて、アルケッチャーノ*の奥田シェフの講義を受けましたがとても印象的でした。正直食べるということにそれほど興味はなかったのですが、それを突き詰めていくと、良い野菜を作れそうだなと感じました。例えば「食べ方の提案ができる農家」があったらおもしろそうですね。

今後の展開やこれからの夢についてお聞かせください

私にとっての農業の最大の魅力は、サラリーマンのように縛られることなく、自分がこうしたいと思ったときにできるということろなんです。事業としてやっていく上で、お金は必要ですからそこはしっかりと確保しつつ、その中で効率よく、ある程度の高い値段で売れる作物をいかに作れるかを課題にて行きたいです。効率よく栽培するための技術としては「スマート農業」に興味があるので、どんどん取り入れてやっていきたいと思います。余裕が出てきたら、これまでの経験を生かし「農福連携」もしていきたいと考えています。今は障がいのある方が中心にやられている農福連携がありますが、可能性としてはそれだけではありません。高齢者の方にできる範囲で土を触ってもらうとか、子どもしかり。そういったことができたらおもしろいし、考えるとアイデアがたくさん出てきます。



*アルケッチャーノ山形県鶴岡市のイタリアンレストラン。庄内産の素材の魅力を最大限に引き出す料理で世界中から注目を集めており、生産者からの信頼も厚い。

ニュース一覧