SEADS開校5周年特設ページ

鶴岡市立農業経営者育成学校「SEADS(シーズ)」は、地域の農業経営者を育成するため、鶴岡市が令和2年4月に開校した、東北で唯一の市が運営する宿泊機能を兼ね備えた新規就農者向けの研修施設です。2年間の研修で同じ志を持つ仲間と共に、農業の基礎・基本を学びます。

令和7年度は開校から5周年の節目の年に当たります。改めてSEADSの取り組みを振り返るとともに、今後、修了生の声なども紹介していきます。

SEADSでは、農業の技術・経営を、座学と実習を通じて、知識と実践の両面から学べます。

研修の様子(実習)

実習は、市内の熟練農業者のもとで農業技術を学びます。

水稲の定植(羽黒地域)
メロンの収穫(西郷地域)
えだまめの定植(大泉地域)

研修の様子(座学)

SEADSでは全く農業経験のない方でも安心して学べるよう、「植物の生長の仕組みとは?」「トラクターの運転方法は?」など、本当の基礎の基礎の内容も講義内容に組み込んでいます。

座学で取り扱う内容は幅広く、上記のような農業技術に関することから、販売戦略や財務管理などの農業経営に関する内容、加えて先進事例の視察や就農・定住支援など、多岐にわたります。

講義では幅広い講師をお招きしています ※画像の一部を加工しています
2年次には自ら営農計画を作成しています
SEADS農場では、選択した実習品目以外も学べます
県内の公的研究施設や先進農家に視察に行きます

就農支援

SEADSでは、研修生一人につき、複数名のスタッフが担任としてつきます。これまでの知識や経験から、研修生の悩みや相談にアドバイスしています。

修了後のフォローとして、令和6年に「新規就農よろず相談所」を開設し、多くの修了生が相談や情報交換に訪れています。

経験豊富なアドバイザーによる就農計画相談

また、SEADS修了生の現場を視察するほか、新規就農者、認定農業者、農業委員、指導者など、研修中から多様な農業者と交流し、意見交換する機会があります。

ベテランの農業者との交流

域内各地で活躍する修了生

市内各地のほか、庄内南部協定を結んでいる三川町と庄内町で修了生が活躍しています。

修了生の様子

庄内柿の収穫を行う修了生
第三者継承した鶏舎で給餌をする修了生

今後も修了生の営農の様子を随時発信していく予定です。