吉住 誠
| history
農業歴50年。大泉地区で「美味しいだだちゃ豆を届ける」ために自家採種も手がける。 水稲6.3ha、枝豆2.2ha（うち特別栽培70a）
SEADS研修生を受入れている吉住さんにインタビューを行いました。
研修生（1年生）を受入れていただきありがとうございます。受入れてみてどうでしたか？
研修生は真面目で一生懸命だと思います。前職の経験を生かし、教えたことに応えてくれるのを見るのは嬉しいです。彼の姿勢は前向きで良いです。
私たちや周囲に教わったことも含めて「自分の農業経営」というものを確立していってほしいと思います。
どんな研修を行っているのですか？
えだまめ（だだちゃ豆）の栽培を指導しました。作業の理由や目的を伝えることを意識して指導しました。何をするにしても自分なりに結果を考えてみることが大切。先を見据えて、想像して、結果を見て糧にすることです。
吉住さんの考える農業の良さを教えてください
農業の良さは、自分でこうしたいとビジョンを描くことができることですね。今は自分で作ったものを自信を持って売ることができる時代になりました。ただしどんな結果でもそれは自己責任。
吉住さんはこれからの鶴岡の農業についてどう思いますか？
面積が大きくなると「ただ忙しいだけの農業」となってしまいがちですが、私はそれだけでは面白くないと思っています。続けるためにこそ楽しみやご褒美、メリハリがあっても良いのではないかと思います。
これから農業を始めたい方へのメッセージをお願いします！
農業は夢を描いた数だけ、可能性も生まれてきます。予測したとおりに結果がついて来れば、それが喜びとなり、自分の知恵となります。
食を預かる以上、安心、安全は当たり前で、かつ美味しさが求められます。また、それは声として返ってくる。それが励みになります。
ありがとうございました。
成長途中の枝豆の様子
えだまめを乾燥し、自家採種。翌年のえだまめとなる。
※取材時は感染症対策を行なった上、撮影時にマスクを外していただきました。
