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受入農家 2022.02.22

農産物を生産しているということは命の糧を生産しているということ。

武田 壮一



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藤島で400年の歴史がある農家の15代目。水稲をメインとする兼業農家。およそ10haの田で慣行栽培、特別栽培、有機栽培を行っている。他にも露地ねぎ(30a)を生産している。 以前は市職員として旧藤島町(現鶴岡市藤島地区)の有機農業の振興に尽力した。 新規就農者研修受入協議会にて就農支援アドバイザーを務めている。


SEADS研修生を受入れている武田さんにインタビューを行いました。

研修生(1年生)を受入れていただきありがとうございます。受入れてみてどうでしたか?

自分たちもとても勉強になるというのが率直な感想です。自分たちに比べて研修生は若いので、そういった若い年代の発想はいいと思うし、刺激にもなります。農家にとっても面白い取り組みだと思うので根付いて欲しいと思いますね。

どんな研修を行っているのですか?

鶴岡が庄内平野に位置することもあり、米が経営の中心になっている人は多くいます。そのため、まず米作りの全般に携わらせたいと考えました。

教えるときに大切にしていることを教えてください。

うちでは息子とともに「二人で効率的に仕事を進めるにはどうしたらいいか」を考えながら作業をしています。
それから、この作業がどんな意味で行うのか、どんなタイミングで行うのかを教えることをことさら大切にしました。

慣行栽培、特別栽培、有機栽培と3種類の栽培方法を行っているのですね。

有機栽培は技術がものを言うので毎年勉強で、特に除草剤を使えないのが一番大変です。周りの農家との信頼関係を作ることが有機栽培では一番大切ですね。

武田さんはこれからの鶴岡の農業についてどう思いますか?

鶴岡市の農業産出額は全国でも25位、トップクラスの産地です。これからも消費者のためにそういった地であって欲しいと思います。
そのためにはまずは農家がいないと。研修生にはしっかりとSEADSで学んで欲しいと思います。

これから農業を始めたい方へのメッセージをお願いします!

農産物を生産しているということは命の糧を生産しているということ。ぜひ誇りを持って取り組んで欲しいと思います。

ありがとうございました。

※取材時は感染症対策を行なった上、撮影時にマスクを外していただきました。

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