松浦 尚宏
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松浦園芸13代目代表。鶴岡市大泉地区で米(16ha)、枝豆(4.6ha)、大玉トマト(8a)などを生産している。人と地域と自然のつながりを大切にする農業を実践している。
SEADS研修生を受入れている松浦さんにインタビューを行いました。
私が受け入れた研修生は一生懸命で、様々なことに興味を持って研修しています。うちのスタッフとも仲良く、本人の笑顔が打ち解けやすい雰囲気を出しているようです。
東京都からの移住者でしたが、やはり移住となると、地域住人との折り合いも大切になってきます。
品目はえだまめでの受け入れだったのでまずは一通りやっていますね。
将来、独立自営の農業を目指しているということもあり、単純な作業研修にならないように、いろんなことを体験してもらうことを心がけました。
小規模、大規模、有機、慣行など農業にはいろんな形があっていいと思います。若い人が職業として農業をいいなと思ってもらえるようになってもらいたいと思います。
計画をきちっとたてて、いいものを収穫した時はとても嬉しいですね。私は農作物を作って売っていますが、ネット通販はお客様との直接のやりとりとなる。美味しいという声を聞けることはとても嬉しいし励みになります。収穫作業と出荷管理、事務処理が増えるという側面もあるので、大変な面もあります。
大雨などで作物が全滅することもあるということ。農業は天気と付き合うことですから、がっかりすることも多くあります。美味しい農作物を求める顧客の要望に応えられなかった時はとても辛いと思うし、来年は頑張ろうという気持ちにもなります。
農業は一人ではできません。いろんな人との関わりがあってできるものです。コミュニティでいろんな人と関わることで、様々な経験をすることができます。農業に限らず、色々な人に色々なことを教えてもらう。それが農業に繋がってくると思っています。
取材当日は同じく農業者であるお父様ともお話しすることができました。
※取材時は感染症対策を行なった上、撮影時にマスクを外していただきました。