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JA・関係機関 2023.02.3

地域を盛り上げ、美味しいものを全国に届けるやりがいのある仕事

今野 大介

鶴岡市農業協同組合
営農販売部生産振興課 課長



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鶴岡市出身。大学在学時に地域振興について学び、地元の資源を生かした農業の活性化を目指し入組。個々の農家を訪れ、アドバイスを行う営農指導員を務め、メロン、ミニトマト、赤かぶ、ねぎなど本市の産地づくりに尽力している。  SEADS研修生に対しては視察研修や、おすすめの品目の紹介などを通じてご指導いただいている。


JAではどのようなお仕事をされているのですか?

 JA鶴岡の経営理念の一つは、「組合員の所得と生活の向上を事業の目的」とするということ。そのために様々な事業をしていますね。
 私は「営農販売部生産振興課」という部署におりますが、組合員のみなさんが、所得の高い品目へ取り組みやすくする施策を打つなど、管内の農業振興の全般を担っております。

 その取組みの一つとして、現地への視察と講義形式で学ぶ講習会を組み合わせた、勉強会を設けました。実は一般の農業者でも新規に品目を増やすということは案外勇気がいるものです。
 この勉強会では新規品目に取り組むことを検討している方に、実際の生産者の圃場を訪れていただき、栽培現場を見て、作付けを具体的にイメージしてもらいます。そこで生産者から直接栽培のノウハウや品目のおすすめポイントだけではなく、手のかかる作業や繁忙期など、プラスのこともマイナスのことも説明していただきます。双方に「遠慮なく」コミュニケーションをとるということを強くお願いしていますね。

 「他の人と同じことをするのは埋もれてしまう、人とは違うことをすることが素晴らしい」という考え方もあるかもしれませんが、農業はその地に適した作物を多くの人が育てることでスケールメリットが生まれ、所得の向上と安定に繋がります。
 だからこそおすすめする品目に力を入れ、生産者が生産に注力できるように、販路拡大の営業や、ハウスや機械設備を含めた環境を整えることが私たちJAの役割だと考えています。

SEADS研修生との関わりを教えてください

 これまで農業に携わったことのない方にとっては、残念ながらJAは何をしているのかがわからない、というのが実際の感想だと思います。まずは講義でJAの全体像や役割を掴んでもらい、それから視察を通してJA鶴岡ならではの設備やサポート体制を知っていただき、魅力を伝えたいと考えています。
 それから、農業で生計を立てていくために私たちがおすすめしているのは、まずはベースとなる品目をしっかり作れるようになること。そのために私たちの営農指導や機械貸出などがあります。

これから農業をはじめたい方へメッセージをお願いします

 JA鶴岡は今年で合併して50周年。単協としては園芸品目の売上が37億円を達成したノウハウがあります。ぜひ私たちと一緒に地域を盛り上げ、美味しいものを全国に届けるやりがいのある仕事をしましょう!

ありがとうございました。

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