小野寺 喜作
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鶴岡市有機農業推進協議会長。有機米、有機枝豆などの生産のほか、農家レストラン、カフェ、民宿、ゲストハウスなどを家族で経営している。
SEADS研修生を受入れている小野寺さんにインタビューを行いました。
研修生は農業に携わりたいということは決めているようですが、作目や営農については何をやりたいのかまだ悩んでいるようです。悩むことは当然のことです。彼女が持つ食べ物や環境への関心を大切にして欲しいと思っています。
有機の米や野菜などを一通り栽培して収穫までやっています。それから私は野菜セットの販売も行っていますが、配送するときに同行してもらい、お客さんに研修生の顔を覚えてもらうことも大切にしています。
失敗しながら学んでいくことも重要で、無理して息切れするよりは楽しく続けて着実にステップアップすることを重視しています。
高齢化、担い手不足という現状から鑑みると、規模の拡大というのは避けられないことだと思います。
ただ、私は自分の食べ物は自分で作りたいと思っているし、どんな形であれ、農業と関わった生き方をしたいと思っています。
農業を通して金儲けをしたいだけならやめたほうがいいと私は思っていますね。百姓は何をやってもいいし、作るだけではない。ライフスタイルとしての農業として、幅広く環境など考えてやってほしいと思います。
※取材時は感染症対策を行なった上、撮影時にマスクを外していただきました。