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研修生・修了生 2025.12.5

人生は一度きりで、今の自分が一番若い。ぜひ、勇気を出して

岡村さん

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独立自営就農2年目。

関西からⅠターン

SEADS修了後、朝日地域で就農。主に、庄内柿・わらびを栽培している。

SEADS第3期生の岡村さんにインタビューを行いました。

SEADSに入校したきっかけを教えてください。

母方の実家が天童市で果樹栽培をしていたことから、子供の頃から農業に興味を持っていましたが、親に反対され関西で教員をしていました。そんな折に、大阪で開催されていた「新・農業人フェア」に参加した際に、SEADSという学校の存在を知り、「農業を始めるなら今が最後のチャンスかもしれない」と考え、入校を決意しました。


SEADSに入校して良かったことを教えてください。

新規就農は横のつながりが少なく孤独になりがちですが、同じスタートラインに立つ仲間がいることはとても心強く感じました。また、修了後も悩みを相談できる環境があることも大きな魅力です。さらに、幅広い作物について学べるため、研修を通して自分に合った作物を見つけられるカリキュラムも、自分にはぴったりだと思いました。


現在の就農形態を教えてください。

現在は独立自営で就農しており、主に柿とわらびを栽培しています。収穫した作物はJAへの出荷に加え、個人販売も行っています。干し柿にして販売した際は、大変好評でした。

就農してみて、やりがいを感じたこと・大変あだったことを教えてください。

農業はすべて自己責任で失敗も多いですが、その試行錯誤が楽しく、やりがいを感じます。育てたものを「美味しい」と言ってもらえるのは大きな励みです。1年目は作業時間の見通しが立てづらく、スケジュール管理に苦労しました。

就農した地域では地域の方々とどのような関わりがありますか。

人付き合いは自分にとっての生命線だと感じており、地域とのつながりをとても大切にしています。近隣の農家さんも、困っている様子を見かけるとすぐに声をかけて助けてくれるなど、助け合いの関係が築けていると思います。私自身も、地域の行事やJAの女性部に加入するなどして、積極的に交流を図っています

今後の目標や将来の展望を教えてください。

庄内に来て初めて庄内柿を食べたとき、その美味しさに感動し、「多くの人に知ってほしい」と思いました。庄内柿は素晴らしい作物で、もっと自信を持つべきだと感じています。今後はその魅力を全国に発信していきたいです。

これからのSEADSに望むことがあれば教えてください。

SEADSは、ワクワクするような農業を目指せる場所であってほしいと思っています。また、水稲や果樹なども練習できる圃場があると、さらに学びの幅が広がるのではないかと感じています。

SEADSに入校を検討している方へのメッセージ

 「人生は一度きりで、今の自分が一番若い。」そう思って、私は一歩を踏み出しました。SEADSは、たくさんの学びとかけがえのない仲間に出会える学校です。迷っている方がいれば、ぜひ勇気を出して、その一歩を踏み出してみてほしいと思います。

ありがとうございました。

※取材時は感染症対策を行なった上、撮影時にマスクを外していただきました。

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