佐藤さん
history
独立自営就農１年目。
ＳＥＡＤＳ修了後、庄内町・羽黒地域で就農。主に、大玉トマト・さつまいも・さといもなどを栽培している。
SEADS第４期生の佐藤さんにインタビューを行いました。
将来を考える中で会社勤めよりも自分らしい働き方を求めるようになり、農業をしている義兄の姿が魅力的に見えました。義兄は苦労しながらも独学で農業をしており、自分が農業を始めるならしっかりと技術を学びたいと考え、農業を学べる施設としてSEADSへの入校を決めました。
SEADSでは農業の法令や認証制度、コンプライアンスなどの知識を学ぶことができました。農家になりたいけれど何から始めたら良いか分からなかった自分にとって、基礎をしっかり学べたことは良かったと思います。また、同じ志の仲間との出会いは、色々な情報の交換ができるので、とてもありがたいです。
現在は独立した自営での就農で、大玉トマトやさつまいも、さといもなどの栽培に取り組んでいます。
作物の生長過程を見ることは毎日新しい発見があり楽しいです。また、産直に出荷した大玉トマトが完売したときは、とても嬉しかったです。一方で、一人での作業が追いつかず、集中するがあまり熱中症になってしまったこともありました。
集落の芋煮会で、自分が栽培したさといもを出してくれないかと言われたときは嬉しかったです。消防団にも加入しており、地域の方と交流する機会も多く、地元とのつながりを感じています。
今後は体調管理により一層気を配りながら、作業の工程管理を見直し、効率的な経営を目指していきたいと考えています。また、庄内町で農地を増やして、地域に根ざした農業を発展させていきたいと思っていま
す。
実務で必要な補助金の申請方法など、現場で役立つ知識をもっと学ぶことができればと思います。また、修了生から課題をヒアリングして、カリキュラムに反映させていくことも良いと思います。
農業は覚悟が必要な仕事で、特に独立自営を目指すなら設備投資などに備えて貯蓄が重要だと感じます。SEADSは基礎知識を学ぶのに最適な環境です。県外から移住する方は、鶴岡市の文化や地域性を事前に知っておくと、地域に溶け込みやすくなると思います。
※取材時は感染症対策を行なった上、撮影時にマスクを外していただきました。
